※この記事にはメンタルヘルスに関する内容が含まれます。
読まれる方の心が穏やかであることを、心から願っております。
■笑顔の仮面の下で、何かが崩れていた
我が子が頑張っているのに、
私はどんどん元気をなくしていった。
笑顔の仮面をつけて道場へ向かう日々。
スポ少のママにも、ちゃんと挨拶している。
剣道は見たいはずなのに、
なのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。
■二重人格のような毎日
仕事は忙しく、睡眠もまともにとれていなかった。
そんな中で、剣道とはまったく関係のない、
ある重大な出来事が起きた。
……けれど、ごめんなさい。
それについては、まだ書けません。
私はこの罪を、
一生背負っていくのだと思います。
■夜になると「死んだ方がいい」と思っていた
あれから、私は何かがおかしくなった。
夜になると、
「死にたい」ではなく——
**「死んだ方がいい」**と思ってしまう。
それが日常になっていった。
■家族の前では“何事もないふり”をしていた
夕方、布団に入って涙を流す。
でも家族が帰ってきたら、笑顔で迎える。
ご飯を作って、話して、笑って。
でも夜になると、また涙が溢れる。
まるで「仮面と抜け殻」の繰り返し。
■ある夜、どうしようもなくなって
ついに私は、夫にすべてを打ち明けた。
泣きながら——
「死んだ方がいいかもしれない」って。
でも子どもたちがいるし、
「頑張らなくちゃね!」って笑った。
■夫の言葉が、すべてを包んでくれた
夫はじっと私の目を見て、
全部の話を黙って聞いてくれて——
「病院に行こう」
そう言って、私を抱きしめてくれた。
私は「えーっ、病院!? 行きたくないなぁ〜」
なんて、軽口を叩いたかもしれない。
でもその時、私はきっと初めて、
剣道じゃなくて——「誰かの胸」に、身を預けた。
■そして、その夜はやっと眠れた
あの夜、やっと眠れた気がした。
夢は覚えていない。
でも、起きた朝はほんの少し、
心が静かだった。
※もし今、同じように悩んでいる方がいたら
どうか——
ひとりで抱えこまないでください。
あなたの心を、誰かが包んでくれることを
私は信じています。
つづく。
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