■子供と見学に訪れた道場で
数年前。
ここ
もう地元のスポーツ少年団に見学に来ていた。(早い)
子供のお友達もお母さんも大歓迎!
早速見学に行こう!
道場に近づくと、耳に飛び込んでくる。
久しぶりの——
竹刀の音。
足の踏み込みの音。
■懐かしさとともに蘇る、剣道の記憶
道場に入ると目に飛び込んできたのは、
剣道でしか聞かない気合い、
そして、防具の匂い。
あぁ、何で忘れていたんだろう。
■そこは、かつての“敵地”
実は今住んでいるところは、
学生時代、一番のライバル校だった地域。
試合のたびに、ここが決勝の相手だった。
勝ったことも、負けたこともある。
当時の自分の学校には、経験のある先生がいなかった。
熱心に指導してくれるこの顧問の先生たちが、うらやましかった。
そしてあの日——
地区予選で負けた私たちを尻目に、ここは全国大会へと進んでいった。
まさか今になって、
そんな場所に娘を連れてくるなんてーー。
■剣道なんて、もう忘れていたはずだったのに
なぜ今ここに住んでいるのか。
それは、剣道のことなんてすっかり忘れていたからです。
でも、「敵地」に乗り込むような気持ちでやってきた私たちを、
先生方はとても温かく迎えてくれました。
■懐かしい顔、変わらない情熱
学生時代に稽古をつけてくれた先生方が、たくさんいらっしゃる。
ライバル校の顧問の先生。
「同級生だったよね!」と声をかけてくださった方。
あの先輩〇〇くんの弟さんまで。
そんな方々が、今も剣道を続けている。
——ずっと続けてこられたんだ。すごいなぁ。
私は、ぼーっと見惚れてしまっていた。
■子供と一緒に「構えて」みたら
ふと気づけば、子供はいつの間にか道着袴に着替えていて、
竹刀を手に、素振りをしていた。(早い)
構えて、前に足さばき。
その姿を見ると、なんだか、自分もやってみたくなってくる。
「足さばきくらいなら……できるかもしれない。」
勇気を出して立ち上がり、
道場の隅っこで、娘と一緒にやってみた。
すると、身体が覚えていた。
■記憶じゃない。身体が覚えていた
記憶は思い出せなかった。
でも、何度も何度も繰り返し、身体に叩き込んだ動き。
それは、ちゃんと身体の奥に残っていた。
つづく。
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