日本剣道形七本目
この記事は【前編】の続きです。前編はこちらからどうぞ。
私は仕太刀。胴を抜く!
相手の方……稽古してないやろー!と言いたくなる場面が発生。
7本目で「やあ!」と面を打って、相手が膝をついた!?
膝をつくのは仕太刀の私の役目!
2人で膝をついて目が合い、変な空気に。
審査員の先生方が駆け寄り、打太刀の方に指導。
「◯番!やり直し!」
──来たーーー!!
会場全員の注目がここに集まり、恐れていた事態に。
心の声(私、絶対間違ってない!私、絶対間違ってない!!!)
やり直し開始
「やあ!とう!」──無事成功!
しかし今度は打太刀の方が構えを解こうとしていたので、
仕太刀の私が先に蹲踞!
(7本目は蹲踞→小太刀があるから)
審査員のハラハラした表情を横目に、堂々と先に蹲踞。
相手も気づいて蹲踞!無事に終了。
小太刀もあったが、この事件のインパクトで記憶が飛んだ。
合格発表
2人の方が、模造紙を持ってこられて皆の前でくるくると広げていく。
自分の番号をドキドキしながら見つけて、本当に嬉しかった!
嬉しかったし、ホッとした・・・良かった・・・
形で一緒になった方が、お連れの方に
「仕太刀の人のおかげで受かった〜!」と話している所に遭遇。
「ああっ!仕太刀の人!!おかげで受かりました!」(仕太刀の人って呼ばれてほっこり)
私「合格されましたか!良かったです!」
「やり直しで間違えたら落ちますもんね。本当に助かりました!」
お互い合格を喜び合う。
他の会場で話していた方も合格。
「また五段審査でお会いしましょう!」
番号を渡すと「おめでとう!」と言われ、
賞状のように振込用紙が渡される。
おめでとう!→振込用紙、おめでとう!→振込用紙…。
(登録料ってどんどん高くなるのね…)
いやいや!合格の喜びで!喜んでお支払いさせていただきます!
番号は「596」=ごくろーさんだん!
帰宅後
先生方に報告するととても喜んでくださった。私事なのに喜んでもらえて嬉しい。
「これで審判できるようになるね!」──えっ?
道場の先生の言葉が心に残る。
「なるようになってます」
先生方や道場の仲間には本当にお世話になりました。
本当にありがとうございました!


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